飲んだビールが50000本! 発売記念トーク 最終回!

シーナ:ニシザワよぉ。

ニシザワ:……。

シーナ:おーい、おーい、ニシザワさんよぉ。

ニシザワ:??? ひゃい??

シーナ:あんたも耳が遠くなったねえ。いくつにお成りなすった?

ニシザワ:えっと、えっと……77歳ですよぅ。

シーナ:老け込むのが早いよ。まだまだじゃないの。おーい、トクヤあ、ビール追加!
それで、『飲んだビールが5万本!』の編集どうなっとるかいね?

ニシザワ:さて……ワルコンとタケダに任せているので、さてさてどうなっとるか……
シーナさん、あたしゃ、もう字もロクロク読めんし、ダメですわ。

シーナ:そう言わんと。でなあ、ニシザワよ、そろそろ飲んだビールも「5万本!」じゃなくて「10万本!」くらいになっとるな、と。創刊30周年を機に、タイトルもいっそのこと『飲んだビールが10万本!』でどうだろうか?

ニシザワ:えーですね。10万本! わしももういっちょ、勝負したろかい。

シーナ:その意気、その意気。

ニシザワ:トクさーん、白湯を追加で一杯ね!

(シーナマコト99歳。30年後の池林房にて)

――30年後を想像して仮想インタビューを起しましたが、あながち夢物語でもないかも知れません。たぶん、30年後もシーナさんは新宿でビールをガーシガーシと飲んでいることでしょう。さて明日、いよいよ『飲んだビールが5万本!』発売です。僕は不器用なので酒を飲みながらの編集作業とはいかず、ノンアルコールで突っ走りました。読者のみなさんと、この雑誌を肴にいずれどこかでビールを酌み交わしたく思います。

編集デスク 西澤亨

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