ナイフ

アラスカほか

ニシザワ「どっしぇー!ナイフ屋を開けそうなくらい夥しい数ですね。こんなにいっぱい持って帰ってどうすんだってくらいだなぁ」

危険だよなぁ。それぞれにふかーい意味があってね。
たとえばこれ(①)。
原産地はアリューシャン列島。漁師に俺が持ってる水筒と交換してもらったものなんだけど、さやがとても大きいだろ。
こうして大きいさやであれば、浮力があるんだよ。だから海に落としても沈まない。いいよなぁ、こういう実用の美ってのは。

それと思い出深いナイフはこれ(②)。
同じくアリューシャン列島にある「アトカ島」の漁師が持っていてね、その漁師がこのナイフで魚をさばいているのをみてどうしても欲しくなっちゃって、交渉したんだ。「くれ」って。そうしたらダメだって言うんだけど、ほら、俺、欲しくなるとどうしようもなくなるからさ(笑)。
なんと、持っていたソニー製のウォークマンと交換したよ。漁師もヨロコンデいたなぁ。

このナイフ、大きいだろ。40センチくらいあるか。
気に入っていて、あやしい探検隊でしばらく使っていたな。
砥げば切れ味鋭いぜ。
万能ナイフとはよく言ったもので、まさに鉈からひげそりまで。
これ一本あればたいてい事足りたね。

それと、この魚形のナイフ(③)。
可愛らしいカタチだけど、油断しているとグサッ!みたいなね。
いいよなぁ。こういうの。

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