119杯目:日本三大乾麺(暫定で主にうどん)

119杯目

吉野川と四国山脈の賜物なのだ
東京都新宿区/竹田聡一郎撮影
(“チェキ” instax mini 8)

竹田先日、たくさん半田麺をいただきました。ありがとうございました。

椎名うん。どうだった?

竹田すごく美味しかったです。まずは生姜とネギで冷やで食べました。麺が太くもなく細くもなく、つゆと薬味がからんで、セルフおかわりしましたわ。小野製麺さん、老舗の安定感はさすがの一言です。

椎名そうだろうそうだろう。

竹田ジャンルとしてはそうめんなのかもしれませんが、うどんとも呼べるコシ。今夜も食べちゃう。天ぷらも揚げちゃおうかな。椎名さんはいつもどうやって召し上がっているんですか?

椎名基本的にはかけかざるだよ。紫蘇や梅、三つ葉など薬味が充実しているともっといいけれど。

竹田いいですなあ。梅なんて特にいい。そういや、麺に同封されていた冊子に「半田めんレシピ」が紹介されていて、その中の「生姜たっぷり焼き梅干しのあたたか半田めん」がうまそうだったなあ。

椎名そんなのあるのか。いいではないか。

竹田あとは「岡田さんの肉とろろ みまからのぶっかけめん」が良さそうでした。

椎名岡田さんって誰?

竹田僕もそう思いましたが、小野製麺の第二工場加工場リーダーの岡田美佐さんです。入社16年のベテランですからいちばんうまい食べ方を知っているんでしょうね。作ってみます。

椎名肉とろろはいいけど、「みまから」って何?

竹田よくぞ聞いてくれました。阿波国は美馬地方に伝わる「みまから唐辛子」を使った激辛薬味です。実は現地で仕入れてきまして。タイムリーなことに手元にあるんです。辛いでっせー。

椎名ずるいじゃないか。辛い麺はうまいんだ。よこしなさい。

竹田ふははは。まずは私が試してみます。他にもエスニックとか台湾風とかのレシピがありましたが、多岐に渡る食べ方ができるのも半田麺の魅力ですなあ。以前、我々は日本三大うどんの話をしているんですよ。

椎名そうだっけ。

竹田41杯目です。椎名さんは五島うどんに息を荒くしていました。

椎名地獄炊きかあ。まあ、多少の取り乱しはやむを得ないだろう。

竹田今回、半田麺をいただいて、その五島うどん、半田麺、そして稲庭うどんが日本三大乾麺なのではとワタクシは拳を固めた次第であります。

椎名でもよう、乾麺っていうなら、蕎麦だって春雨だってマルタイ棒ラーメンだって日清チキンラーメンだって、乾麺だ。

竹田……ご当地っぽくないとダメです。

椎名ソーミンチャンプルーは沖縄さあ。なんでかねえ。

竹田話をややこしくしないでください。じゃあ、日本三大乾麺うどん、ということにします。

椎名語呂が悪い。

竹田シーナさんのせいでしょう。

椎名あと、半田麺は素麺とも考えられる。

竹田麺のことになると細かいなあ。麺じじい。

椎名ん?

竹田なんでもありません。では、日本三大乾麺(主にうどん)は、あくまで暫定とします。調査は続けます。各地の激ウマ乾麺をご存知の方はぜひご一報ください。

椎名ご当地ビーフンでもいいぞ。ところでなんで徳島に行ってたの?

竹田不肖タケダ、椎名さんの前で威張れないのですが、全国制覇を達成しまして。

椎名なにそれ?

竹田いや単純に47都道府県に足を運んだというだけなんですが。

椎名そうなのか。

竹田ただ、その地に立った、通過したというだけでなく、宿泊を……。誌面の都合で、来週へ持ち越し!

椎名誠:バカ旅酒飲み作家。冬期は鬱が待っているので宮古島にニゲル。オリオンビールと菊之露とゆし豆腐。

竹田聡一郎:フリーランスの麦酒ライター。北海道取材でしばれた身体をあたためるためシーナを追って宮古島へ。

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