出版社:文藝春秋
発行年月日:1996年07月30日
椎名誠 自著を語る
くどいようですが、「赤マント」シリーズの7冊目にあたる本です。この本に収録されている原稿を書いていた時期というのは、頻繁に島へ行っていた時期なんです。奄美大島、沖縄、宝島、小笠原……それにカープ島。この島はパラオにある島です。中でも激しく書いているのが小笠原に行ってクサヤを食べた話で、本当なら『小笠原クサヤ作戦』というタイトルにしたかったんだけれど、それではあまりに匂いそうで品がないのと『カープ島〜』の方がカッコいいじゃないか、という考えからファッション戦略でつけたのが本書のタイトルです。 (椎名誠 新潮文庫 1996年『自走式漂流記1944〜1996』より)
カープ島サカナ作戦
発行年月日:1999/07/10
文庫