出版社:集英社
発行年月日:1994年05月25日
椎名誠 自著を語る
『岳物語』以降、集英社から出している小B6ハードカバー私小説シリーズの一つ。岳の姉の葉が子供の頃のことを書いた「娘と私」、自分の新婚時代のあやうい心の揺れを書いた「階段の上の海」、小学館が出している『P・and』という妊婦を対象にした雑誌に書いた「海ちゃん、おはよう」の三本が収録されています。『P・and』は長年、編集者としてタッグを組んできたP・タカハシが編集長になった関係で書くことになりました。「海ちゃん、おはよう」は子供を持つ母親を主人公にして、「あたし」という一人称で書いた初めての小説。それを読んだ野田知佑は「椎名は気が狂った」と思ったらしい(笑)。 (椎名誠 新潮文庫 1996年『自走式漂流記1944〜1996』より)
はるさきのへび
発行年月日:1997/06/25
文庫