出版社:本の雑誌社
発行年月日:1992年04月10日
椎名誠 自著を語る
この本のタイトルも『本の雑誌』編集部の吉田が考えたものです。しばらく「むは」から離れていたぼくでしたが、やはり「むは」に戻ったほうがいいのではないかと判断して、シリーズの再スタートをきることになりました。普通、本のタイトルというのは、作家はずいぶん気を使うものですが、ぼくにとって「本の雑誌社」はホームグラウンドでもあるし、気楽にまかせてしまってフトコロの深いところを見せたというわけです(笑)。「迷走」というのは「むは」から離れていた時期の迷いを表しているようでもあり、妙にはまったタイトルですね。(椎名誠 新潮文庫 1996年『自走式漂流記1944〜1996』より)
やっとこなあのぞんぞろり
出版社:角川書店
発行年月日:2003/09/25
文庫(『むはの迷走』改題・文庫化)