出版社:講談社
発行年月日:1990年09月05日
椎名誠 自著を語る
『ねじのかいてん』の中の一編を長編に書き直したものです。椎名誠のSF三部作(『アド・バード』『武装島田倉庫』とあわせて)の中では最もSF度の低い作品なので、女性にも読みやすい本だと思います。一度書いた短編をふくらませて長編にするというのは『アド・バード』でもやっていることですが、小林信彦さんはそれを「発語訓練」と呼んでいます。ぼくもそういうオーソドックスな作家らしい手順を踏んで書くことがあるのだなあ、とわれながら驚きました。(椎名誠 新潮文庫 1996年『自走式漂流記1944〜1996』より)
水域
発行年月日:1994/03/15
文庫