椎名誠 旅する文学館

ガラスのピストル

フランス・パリ

このガラスのピストルは、ポーランドからの帰りに寄ったパリの空港にあるお土産店で買ったんだ。
けっこう値段が高くて迷ったんだけどね。
いまは家になくて、数年前に世田谷文学館でやった企画展の担当女性がとても頑張ってくれたので、その人にあげちゃった。

ニシザワ「なるほど。ところでこれは何ですか？」

だからガラスのピストルだって。

ニシザワ「いや、そうじゃなくて用途です。これの。たとえばペーパーウェイトとかですかね？」

ん？いや、単なるガラスのピストルだって。

ニシザワ「また何でそれを買おうと？」

んー、カネモノフェチであると同時に、武器フェチでもあるからなぁ。
ついついね（笑）。