出版社:小学館

文庫

発行年月日:2010年08月10日

椎名誠 自著を語る

各出版社とはどうも人がらみで付き合っているところがあり、親しい友人編集者とのコンビでいろんな本をつくってきた。その編集者のひとり阿部剛が定年退職をそろそろ前にして、最後にまた一冊椎名さんと本をつくりたい、というので、これまで単発で各雑誌、新聞に書いてきたエッセイやPR誌などに書いた小さなシリーズなどをまとめて一冊にした、まあ言葉は悪いが寄せ集め本ではあるけれども、その中からふるいにかけてよそに発表してもおかしくないものをまとめたのがこの一冊である。タイトルのがらがらどんは絵本の『三びきのやぎのがらがらどん』から半分いただいたもの。なぜ「がらがらどん」なのかはまえがきに書いた。

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