出版社:岩波書店

新書

発行年月日:2010年01月20日

椎名誠 自著を語る

岩波書店から1987年に出したぼくの初の岩波新書『活字のサーカス』は、ずいぶん間遠ながらも活字シリーズとして連綿と続いており、この『活字たんけん隊』がシリーズ最後の一冊になった。この四部作を読むと、僕がどんな本をどんなふうに読んできたかということがわかるようになっている。本好きの人生が『本の雑誌』の創刊にもからんだわけだし、モノカキになるというのも読書の蓄積が大きいと通常いわれている。そういう意味で、自分のものを考えるベースになってきたものをこの読書歴から自己判断できるような気がする。

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