出版社:早川書房

発行年月日:2008年05月15日

椎名誠 自著を語る

SFマガジンが青年の頃からの憧れの雑誌だったということは前にも書いた。その編集部からフリーテーマで連載をしませんかといわれ、大変うれしかった。フリーテーマといってもSF専門誌だから、どこかでSFチックな思考をからませなければならない。その意味では他のエッセイ集とは違って、テーマ集中型で話を書いていく。ぼくが好きな読書ジャンルの筆頭は自然科学ものだ。これは大変幅が広く、微生物から宇宙まで相当に幅広いテーマジャンルだ。好きで読んだ本から触発されて、こんなことになったらどうだろうという興味本位からスタートし、興味本位で終わっていけるという、まあそういってはなんだが、書くのが楽しい連載だった。この連載はまだ続いているが、なんとなくゆったりとしたぼくのライフワークの一端になりつつあるような気がする。(2011年 椎名誠 語りおろし)

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長さ一キロのアナコンダがシッポを嚙まれたら

出版社:角川書店

発行年月日:2017/9/25

文庫

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