出版社:集英社

文庫

発行年月日:2006年04月25日

椎名誠 自著を語る

集英社の『すばる』に連載していた小説が『春画』という、ややおどろおどろしい一冊になった。そのあと少し気分が上昇し、かなり明るめの従来の私小説路線に入っていった短編集である。一編ごとの枚数が20枚程度で、それはぼくにとってかなり気楽に書ける分量だったから、この短編集は全体が躍動的な気配を持っている。 (2011年 椎名誠 語りおろし)

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