出版社:文藝春秋
発行年月日:2001年01月20日
椎名誠 自著を語る
ぼんやりしていると、この赤マントシリーズが新しい一冊にまとまり、そのゲラがやってくる。すでに週刊誌に掲載するときに校正は一応綿密に済ませているつもりなのだが、ゲラの段階になるとまた新しい朱(出版用語でいえば校正の赤えんぴつの意)が入る。大体このシリーズは週刊誌一年分で一冊にまとまっていくが、その一年の間に思うところが少し変わっていくからなのだろうと思う。題名の「焚火オペラ」は、波照間島の民宿の親しい親父が、海辺を前にすると全力で歌い上げる自作のオペラらしきものである。(2011年 椎名誠 語りおろし)
焚火オペラの夜だった
発行年月日:2004/01/10
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