出版社:朝日新聞社

文庫

発行年月日:2000年08月01日

椎名誠 自著を語る

タイトルはなかなか勇ましいが、「本の雑誌」を定期刊行物にし、さらに株式会社としてスタートした頃の話を「週刊朝日」の連載として書きつづっていったもの。週刊誌の連載というのは毎回大きなタイトルが一年間も続けて出るわけで、そこに「本の雑誌」の名前が出るのだから、実はとてつもなく大きな宣伝になったのだ。「本の雑誌」が月刊になり、まがりなりにも全国に売られるようになっていくまでのドタバタぶりは、ものを書くうえで題材に困らない。そういう意味では書きやすい連載であり、単行本であった。(2011年 椎名誠 語りおろし)

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