出版社:新潮社

発行年月日:1997年04月20日

椎名誠 自著を語る

前に紹介した『屋根の上の三角テント』と対になっているので、こちらのサブタイトルは「超常小説ベスト・セレクション」である。「日常」対「超常」という対比になっているわけだが、こちらもセレクションは目黒考二がやってくれた。ちょっと変わった恐怖小説からファンタジー、SFにいたるまで、超常小説といっても、ぼくの場合は割合幅広いものがある。この中で「武装島田倉庫」はその後書き直して長編となった。「超常小説」という言い方はどのくらい一般化されているのかわからないが、SFとかファンタジーとか怪奇小説などというよりも、ぼくはこの言い方が好きだ。 (2011年 椎名誠 語りおろし)

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