出版社:集英社

文庫

発行年月日:1991年03月25日

椎名誠 自著を語る

『週刊ポスト』に一年間連載したノンフィクション。実在の人物・大黒屋光太夫を追ってシベリアを旅して書いたものです。このために、うんざりするほどの資料を調べました。ぼくの作品には資料を使う路線もあるんですね。後の『でか足国探検記』などのはしりとなった作品といえます。この本を丸谷才一さんが読んで下さって、「いやー、あれは本当に面白かった」といってくれたのが、とてもうれしかった。苦労の甲斐があったというものです。(椎名誠 新潮文庫 1996年『自走式漂流記1944〜1996』より)

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