出版社:講談社

文庫

発行年月日:1991年01月15日

椎名誠 自著を語る

『小説現代』に連載していた私小説。小説家としては非常にオーソドックスな仕事で、「おれだって王道的な道を進めば、やるときはやるんだかんな!」という気分で書き上げました。「ました」調の文体を使って新しい実験をしています。この作品でぼくは吉川英治文学新人賞を受賞しました。兄貴たちからは、あまりあからさまに書くな、と若干のクレームがつきました。(椎名誠 新潮文庫 1996年『自走式漂流記1944〜1996』より)

旅する文学館 ホームへ